21.02.02

掃除しやすい部屋にする設計の工夫

こんにちは、桜建築事務所の後藤です。
 
突然ですが、皆さんは掃除は得意ですか?
私はといえば、苦手ではないものの正直めんどくさいな…と感じることがしばしばです。
もちろん部屋が整っていた方が気持ちもいいですし、綺麗な状態をキープしておきたいのですが、日々忙しく暮らしていると掃除がなかなかできないことも。
どうしてかな?と考えたところ、掃除をしなければならない場所に限って掃除がしにくかったりすることが多いんですよね。
皆さんもご経験があるのではないでしょうか?(笑)
 
せっかくお家を建てるのですから、掃除が苦にならないような設計にすれば、いつでも心地よい空間を維持できると思いませんか?
そこで今回は家の中が片付く設計についてお話たいと思います!
 

 
家具は造作家具で無駄な凸をなくす
既製品の家具を置くと、家具のスペースだけ部屋に凸ができます。
この凸がなくなったら障害物がなくなって掃除機も手軽にかけられると思いませんか?
おすすめは置きたい物を考え、それに合ったサイズで壁を凹ませて家具をそこに
ピッタリ収めてしまうこと!
壁がスッキリして掃除がしやすくなりますよ。
 

 
巾木(ハバキ)は小さくて薄いものを選ぶ
どの部屋にも床と壁の隙間を埋めて気密性を上げるために設置されている『巾木』。
埃が溜まりやすく、意外と汚れが気になる部分です。
従来のものよりも小さくて薄いものを選ぶと、埃も溜まりにくく掃除の回数を減らすことができます!
 
溝をなくす
引き戸にあるような開閉の為のレールは、汚れが溜まりやすく掃除がしにくい代表的な場所です。引き戸に強いこだわりがないようであれば、違うタイプの扉にしてはいかがでしょうか。今だと、上から吊って引き下ろすタイプの扉もありますので、ご希望の場合はお気軽にご相談ください。
 
大きな家具や家電製品はキャスターをつける
引っ越しのとき、大きな家具や家電製品を動かすと、目を背けたくなるほど汚れが溜まっていたりしますよね。
でも大きいだけに、動かして掃除をするのは一苦労。
そこで手軽に動かせるようにキャスターつきの物を選んだり、キャスター付きの台座を使うのはいかがでしょうか。
例えば洗濯機などは専用のキャスター付き台座があったりします。
家具や家電製品を選ぶときは、デザインや機能的なところも大切ですが、このような「使い勝手の良さ」も是非検討材料の一つとしてみてくださいね!
 
このようにちょっとの工夫でぐっと掃除の負担が軽くなります。
桜建築事務所では家事楽設計も得意としておりますので、遠慮なくご相談くださいね!