21.10.05

和室を作るときの考え方

こんにちは、桜建築事務所の後藤です。

生活スタイルが洋式になるにつれ、いつの間にか遠い存在になってしまった「和室」。
もしかしたら畳にあまり馴染みがないという方も少なくないかもしれませんね。
それでもおじいちゃん・おばあちゃんの家や旅館などの和室で過ごすと、なぜか心が落ち着くのは、日本人の性でしょうか。

近頃では、これから新しくお家を建てようとお考えの方から「和室(畳スペース)を作りたい」とご要望いただくことが増えてきました。
しかし、和室(畳スペース)は使い方によっては、後々持て余してしまう…なんていうことも。
そこで今回は「和室を作るときの考え方」についてお話しします。

「客間」という概念にとらわれない
「両親が遊びに来た時や、来客時に使える客間として和室を作りたい」と考えて間取りに取り入れると、
なかなか使う機会のない部屋になってしまいます。
ですので、客間としても使えるユーティリティースペースとして、和室を作られてはいかがでしょうか。
普段は、気軽にごろんとして寝転んだり、お茶を飲んだり、洗濯物を畳んだりする場所として。
来客時は客間として。
このように考えると、余すことなく和室を活用できますよ!

お子様用スペースとしてなら、他に代用も可能
お子様がゴロゴロ期やハイハイ期の場合、
「子どもを遊ばせたりオムツを替えたりする場所として和室があったらいいな」
とご意見をいただくことがあります。
たしかに安全性などを考慮すると畳はお勧めですが、もしお子様用が目的なのであればジョイントマットなどで代用する選択肢もあります。
「子どもが成長してから和室を使わなくなってしまった」なんていうことになっては
もったいないですよね。

和室を作るためには、スペースも費用も必要になります
本当に必要な部屋かどうか、また今だけではなく将来的にどのような活用が出来るか、
和室(個室)にするかオープンな畳スペースにするかなどしっかり考えて作りましょう!
家族が笑顔になれる家づくりなら、桜建築事務所のスタッフまでお気軽にご相談ください。