22.03.17

お家づくりでできる「災害対策」

こんにちは、桜建築事務所の後藤です。

昨日の大きな地震、皆さんは大丈夫でしたでしょうか。

宮城・福島は震度6強という3.11を思い出させるほどの大きな地震で、

ご不安に感じられた方も多いのではないでしょうか。

地震や台風のような災害は人間の力で防ぐことはできない事なので、日頃から災害対策をしっかり行っていかなければならないと、身が引き締まる思いでした。

そこで今回はお家づくりでできる災害対策について考えたいと思います。

皆さんもぜひ一緒に考えてくださいね。

【「防災セット」はどこに置く?】

大きな地震などがあると、「防災セット」がよく売れるそうです。

私も持っているのですが「買ったはいいけれど置き場所に困る…」ということはありませんか?

防災セットは、いざというときに直ぐに持ち出せる場所に置いておきたいもの。

それを考えるとクローゼットの奥にしまうのは避けたいですよね。

 

迷っている方は、

・寝室

・玄関回り

の2ヵ所で収納スペースを確保しましょう!

寝室は寝ているときに災害が起こっても必要なものが一通り持ち出せる、という点でお勧めです。

玄関回りは、いざというときに逃げる動線上になるので、災害セットを置くにはぴったりですよね。

土間収納やシューズインクロークを作ると、災害セット程度なら難なく収納できる広さを確保できるので、これからお家づくりをする方はぜひ検討してみてくださいね。

【「備蓄」はどうする?】

水や必要最低限の食料などの備蓄は確保されていますか?

最近ではパントリーを設置する方も増えているので問題ないというケースもありますが、パントリーを作らない場合は床下収納を備蓄場所として確保する事をお勧めします

床下収納は部屋と同じ環境が保たれているので食糧関係も備蓄しやすいですし、パントリーのようにスペースを確保する必要もありません。

床下収納があるだけで、ちょっとした災害対策に取り組みやすくなりますよ!

 

【「たんす」に要注意】

寝室にたんすを置いていると、大きな地震が起こったときにたんすが倒れて潰されてしまい身動きが取れなったりする可能性があります。

そんな危険からご家族を守る為にも寝室の収納は、ウォークインクローゼットがお勧めです!

たんすなどの収納家具をマルっとウォークインクローゼットの中に置いておく事ができるようになるので、ベット周りには倒れて困るような家具を置く必要が無くなります。

その他の部屋でも、背の高いたんすやガラスの入っている家具のような収納は倒れて足場を悪くしてしまうことがあります。

収納棚はいざというときを考えてサイズや置き場所を決めましょう。

(最近では家具の転倒防止グッズも沢山ありますので、必要に応じて並行してご検討くださいね。)

 

これからも防災意識をしっかり持って、安心安全で暮らしましょう。