24.02.06

花粉シーズン到来!家づくりから考える「花粉対策」

こんにちは、桜建築事務所の後藤です。

2月から4月が飛散ピークと言われている「花粉」。
今年も花粉が気になる季節が近づいてきました。
飛散量は例年よりもやや多くなる見込みだといわれており、
すでに症状が出ている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、家づくりで行える「花粉対策」についてご紹介します。

花粉対策が行える換気システムを活用する

新鮮な空気を室内に取り込む為に窓を開閉してしまうと、花粉シーズンは空気と一緒に花粉まで室内に取り込んでしまいます。そのような状況を避けるためにも是非活用して頂きたいのが、建築基準法改正により2003年7月以降に建てた建物に設置義務のある「24時間換気システム」。これは、給気口から外気を取り込み、排気口から室内の空気を排出することで、計画的に空気を入れ替えるシステムの事です。

この給気口に「花粉専用フィルターをプラスして採用すると、空気の入れ替え時に室内へと侵入する花粉の量をさらに減らせます。

また、春先は花粉だけでなく、身体に良くないPM2.5の濃度も高くなる季節です。
PM2.5は非常に粒子が細かいため、花粉用のフィルターでは対応できません。
花粉と同時にPM2.5対策を行いたいという方は、PM2.5に対応している高性能なフィルターを選びましょう。
※フィルターは定期的なメンテナンスが必要です。シーズン前後にお手入れ・交換をしておきましょう。

玄関に上着を脱げるクローゼットをつくる

帰宅した際に玄関を開けると、花粉が空気とともに家の中に入り込むことがあります。
また、外出時に髪や服、手などに花粉が付いているかもしれません。

そのまま室内に入ると、花粉が室内に持ち込まれる可能性があります。

玄関スペースに衣類を仕舞えるクローゼットを設けると、そこで上着を脱ぐことができ、部屋の中に入る花粉を減らせます

また、玄関のそばに手洗いスペースがあると、顔や手に付着した花粉をすぐに洗い流せて便利です。

室内干しが可能なランドリーコーナーをつくる

花粉症にお悩みのご家庭には、乾かす間に花粉が付く心配が少ない室内干し中心のお洗濯スタイルがおすすめです。
特にこれから新築でご検討される場合には、予め採光・採風の取り易い場所に室内干しスペースを確保し、24時間換気システムとの連携をする事でイヤな生乾きのニオイに悩まされることもありません。

さらに、室内干し中心のスタイルを採用する際には、お洗濯の「洗う→干す→畳む」などの工程が出来る限り一ヶ所でまとまって出来るようにしておくのがおすすめです。
そのように、動線を考慮しながら設計すると、あっちこっち家の中を移動せずとも終わらせられたり、一緒に他の家事をこなせたりと家事の時短化にも繋がって便利です。
また、その他にも洗濯物を外干しするためのバルコニーが不要になるので、その分の空間を有効に利用できたりします。

今回は、家づくりで行える花粉症対策についてご紹介しました。

桜建築事務所では、お客様のご希望を丁寧にヒアリングし、満足していただけるような家づくりを進めてまいります。まずは気軽にご相談くださいね!

楽しみにお待ちいただければと思います。