24.03.12

屋根の種類とトレンドを解説

こんにちは、桜建築事務所の後藤です。

雨風や日差しから居住空間を守る屋根は、マイホームに欠かせない大切な存在です。
しかし、「屋根のことはよく分からない」「そもそも違いって何かあるのかな?」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、屋根の種類やトレンドを解説します。

 

屋根のおもな種類

・切妻屋根
開いた本を伏せたようなシンプルな構造の屋根です。
形状がシンプルなので幅広い外観デザインにマッチし易かったり、雨漏りがしにくい、換気がしやすいなどのメリットがある一方で、屋根がない「妻」側は直射日光や雨の影響を受ける可能性があるのでお家のメンテナンスをされる際にはCHECKしておくと安心です。

・片流れ屋根
一方向だけに勾配が付いた屋根です。
デザイン性が高く、スタイリッシュな現代の住宅にマッチします。
屋根裏スペースが広くとれたり、太陽光パネルが設置し易いのも特徴です。
ただ屋根がない外壁は、直射日光や雨の影響を受けやすい点に注意が必要です。

・寄棟
屋根の最頂部から4方向に傾斜した屋根です。
4方向から支えられるため、耐風性・耐久性が高くなります。
しかし、その分屋根裏が狭くなるため、通気性を良くする工夫が必要です。

・段違い屋根
段違いになっている屋根のことで、高低差が生れる為、屋根裏空間が確保できたり、
屋根を広く取れるので太陽光との相性が良い屋根となっています。
ですが、屋根の接合部分は構造上、水が溜まりやすくなっているので、施工時にしっかり雨漏り対策をしておくことが大切です。

・陸屋根平屋根
天井が水平で、ほとんど勾配がない屋根で天井高を確保でき、
屋上スペースを活用することもできます。
また、屋根面が平らになっているので清掃や補修工事などのメンテナンスがし易い屋根形状です。
しかし、勾配が小さいため、排水面での工夫を検討しておきましょう。

 

近年人気を集めている屋根

シンプルな切妻屋根は、さまざまなテイストに馴染むデザインでメンテナンスもしやすいことから、昔も今も変わらず親しまれています。

そして、近年人気が高まっているのが、モダンテイストに合う片流れ屋根です。
シンプルな形状なので、スタイリッシュな外観を実現しながらも建築コストを抑えられます。
太陽光発電との相性が良い点も、人気を集めている理由のひとつです。

 

屋根を選ぶ際のポイント
・太陽光発電の有無
屋根の向きや勾配にこだわることで、太陽光発電の効率を高められます。
太陽光発電を付ける場合は、南向きの片流れ屋根、もしくは南側に大きな面を取れる切妻屋根、段違い屋根などがおすすめです。
※お家を建てる時または建てた後に太陽光設置をご予定されている場合には、予め相談しておくと安心です。

・小屋裏(屋根裏)収納の有無
切妻屋根や片流れ屋根、段違い屋根などは、屋根裏の空いたスペースを小屋裏収納として活用することもできます。屋根を選ぶ際は、小屋裏収納が必要かどうかも考慮しましょう。

・勾配の違い
屋根の勾配によって住まいの雰囲気が変わります。
水はけが良い縦葺きの金属屋根であれば、比較的緩やかな勾配も実現できます。

桜建築事務所では、お客様に寄り添い、快適に住まいをご提案しています。
お家の基礎知識はもちろん、細部まで気になった事がありましたらお気軽にご相談ください。

次回も楽しみにお待ちいただければと思います。

 

●屋根形状は勿論、バリエーション豊富な施工例は下記URLよりどうぞ!
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