21.02.23

どんな階段にするか迷ったときは、何を決め手にする?

こんにちは、桜建築事務所の後藤です。

家を建てるとき、みなさん理想のマイホームを描いて

「間取りは4LDKで吹き抜けリビングにしたい」
「キッチンはアイランドキッチンがいい」
「2Fトイレには小さくてもいいから独立した手洗い場がほしい」
「お風呂は子どもと入ってもゆとりがある広さにしたい」

とご要望をいただきますが、お話を伺っていて強いこだわりがみられないのが階段です。

目的がはっきりしていて、居室スペースというわけでもありませんので
「上の階に上がれればいいかな」と思われるかもしれません。
しかし階段の使い勝手が悪いと、毎日の上り下りに苦労したり、転落事故を起こしてしまう可能性もあるので、しっかり考えておきたい場所なんです。

そこで今回は、どんな階段にするか迷った時の決め手についてお話します。
ぜひ参考にしてくださいね。

 

スケルトン階段

今、一番人気のある階段です。
踏板と骨組みだけで構成されているため圧迫感がなく、リビングに階段を設置する場合などに選ばれます。何と言っても見た目がおしゃれで採光も取り易いです!
しかし注意していただきたいことは、手すりと足元に隙間が開いているため事故につながる可能性があります。
特に小さなお子様やペットを飼っている場合は注意が必要です。
スケルトン階段にしたいという場合は、事故防止のネットもあるので利用しましょう。

 

ボックス階段

いわゆる、私たちが思い浮かべる「普通の階段」です。
ボックス階段のメリットは何と言っても階段下に収納やトイレなどを設計できること。
デッドスペースをなくすことができるので、少しでも無駄なスペースをなくしたいという場合におすすめです。また、両側が壁で挟まれ、足元も隙間がないのでスケルトン・らせん階段に比べると安心してご活用頂けます。

 

らせん階段

一般住宅ではまだ選ばれることの少ない、らせん階段。
見栄えもするので、憧れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
少ないスペースで階段を作れ、設計上の自由度も高いので狭小地に家を建てるときにおすすめですよ!視覚的な広がりを感じさせられるのも特徴です。

 

階段はデザイン性も大切ですが、家の空間にあったものを選ぶことが失敗しない家づくりのコツです。家を建てるときは、どんな階段にするか、ぜひ一度考えてみてくださいね。
わからないことがあれば、私たち桜建築事務所のスタッフまでお気軽にお声がけください。