21.07.13
木材のメンテナンス(コーティング)方法について
こんにちは、桜建築事務所の後藤です。
居住空間に自然素材があると人間はリラックスしやすいと言われ、お家の中の様々なところで取り入れられていますよね。
その中でも木材は定番と言えるほど、家づくりには欠かせない部材です。
そこで意識していただきたいのが、実際に手や足で触れる機会の多い「床」「化粧柱」などの木材メンテナンスです。
正しいお手入れをしている木材は、時が経つにつれ経年変化で美しくなるんです!
しかし一言で木材といっても、コーティング方法によってメンテナンス方法が変わります。
今回は木材のコーティング方法に応じた正しいメンテナンス方法についてご紹介します。
【ウレタンコーティングの場合】
ウレタン系の塗装でコーティングされている木材は、水や汚れに強いといメリットがあります。
しかしその一方でコーティング剤によって艶やかな仕上がりになっているので、
木そのものの風合いや肌触りが感じにくくなってしまいます。
またウレタンコーティングは溶剤に弱いため、アルコール(エタノール)やベンジン、ウレタンスポンジなどを使うのは避けましょう。
頻繁なメンテナンスは必要ありませんが、20年を目安にウレタンコーティングを再度塗り直す必要があります。
【オイルコーティングの場合】
オイルや蜜蝋ミックスなどでコーティングしている木材は、肌触りや質感は木そのもの。
コーティング剤が木材の内部に浸透して保護するタイプになります。
ウレタンコーティングのように表面に硬い塗膜がないため、水に弱かったり汚れや傷が目立ってしまうこともありますが、木のぬくもりを感じられるオイルコーティングは根強い人気があります。
もし傷や汚れが気になるようであれば、その部分だけを削ってしまえば目立つことはありません。
1年に1回を目安に浸透性塗料で再塗装を行うと、美しさが持続しますよ!
誤ってウレタン系のコーティング剤を使ってしまうと、肌触りや質感が変わってしまうので十分にご注意ください。
せっかく建てたマイホーム、丁寧にお手入れをして10年後、20年後も気持ちよく過ごしましょう!
お住まいに関する疑問は、桜建築事務所までお気軽にご相談くださいね!