21.08.19

子育て世代が考えるべき家づくり

こんにちは、桜建築事務所の後藤です。

「家族がずっと仲良くいられる家を建てたい」というのは、誰しもが願うことではないでしょうか。
特に子育て世代のお施主様だと、これからお子様が思春期を迎えられる場合も多く、お子様の成長のためによりよい環境を与えたい、とお考えの方も多いようです。
でも快適な子ども部屋を与えたために、家族の会話が減ってしまった…ということになっては、とても残念ですよね。
住環境は子どもの成長にも影響すると言われているため、しっかり考慮したいところ。
そこで今回は子育て世代が考える家づくりについてお話しします。

現在、広く流通している間取りには落とし穴がある?
玄関から各部屋にアクセスできる廊下や階段があり、最後にリビングにたどり着く間取りは、現在広く流通しています。
しかしこの間取りだと子どもがリビングに行く前に子ども部屋に入ることができるため、家族間のコミュニケーションが取りにくくなってしまいます。
これは毎日の家族が顔を合わせる機会を住環境が減らしてしまっているとも言えます。
そうならないためにも、もっと物理的に家族と接触できる場所を設けましょう

子育てに理想的なプランとは?
①家族の交流の場所としてリビングを活用する
②子ども部屋を最優先しない
③リビングと子ども部屋の動線を交わらせる
この3つを意識すると、子育てに配慮した間取りが設計できると言われています。

リビングアクセス型の間取りに注目!
玄関からリビングを通って各部屋に行ける間取りのことを「リビングアクセス型」と言います。
外から帰ってきた子どもが、自室に行くまでに必ずリビングを通らなければならないため、家族との接触機会が自ずと増えます。
そうなると家族が自然にリビングに集まるような仕組みが形成されるため、親が子どもの気配を常に感じられるという効果が期待できます。

子育て世代の家で大切なのは、自然と家族が顔を合わせる機会が増えるような動線作りです。
間取り設計を味方につけて、楽しい子育てライフをお過ごしください!
家族のコミュニケーションが増える家づくりなら、桜建築事務所までお気軽にご相談くださいね。