2026.06.22
# スタッフブログ

在宅ワークしやすい家の間取り|書斎・ワークスペースのつくり方

在宅ワークやリモートワークを取り入れる方が増え、家づくりの際にも「仕事がしやすい場所を新しい家につくりたい」というご相談をいただくことがあります。

もちろん、リビングやダイニングでも仕事はできますが、家族の声や生活音が気になったり、オンライン会議の背景に悩んだり、
資料やパソコンを毎回片付けるのが大変だったりすることもあります。

だからこそ、新しく家を建てる際には、あらかじめ間取りの中にワークスペースを計画しておくことも大切です。

この記事では、在宅ワークしやすい家にするための書斎・ワークスペースのつくり方や、
間取りで後悔しないためのポイントをわかりやすくご紹介します。

 

在宅ワークがしやすい家には「働く場所」の計画が大切

在宅ワークがしやすい家を考えるとき、まず大切なのは「どこで仕事をするか」を決めておくことです。

なんとなく空いた場所に机を置くだけでは、実際に暮らし始めてから使いにくさを感じることがあります。

たとえば、リビングの一角にワークスペースをつくったものの、家族の生活音が気になって集中しにくい。
反対に、完全個室の書斎をつくったものの、家族が長く過ごすスペースとの距離が離れすぎて、結局使わなくなってしまった。

このように、ワークスペースは単に「広さ」だけでなく、家族との距離感や生活動線との関係も大切です。

在宅ワークの頻度や仕事内容、オンライン会議の有無、夫婦で同時に使う可能性があるかなどを整理しながら、
自分たちに合った場所を考えていきましょう。

 

在宅ワークスペースの主な種類

在宅ワークスペースには、いくつかのつくり方があります。
どの形が正解というわけではなく、ご家族の暮らし方や仕事のスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

 

【1】完全個室の書斎

集中して仕事をしたい方に向いているのが、完全個室の書斎です。

ドアを閉めれば生活音や視線を遮りやすく、オンライン会議や電話の多い仕事にも対応しやすくなります。

また、パソコンや書類、仕事道具を出したままにしておけるため、毎回片付ける手間を減らせることや、物の管理がしやすいこともメリットです。

一方で、個室の書斎をつくるにはある程度の面積が必要になります。

限られた床面積の中で、寝室や収納、子ども部屋とのバランスを考えながら計画することが大切です。

 

【2】半個室のワークスペース

完全に閉じた個室ではなく、壁や腰壁、室内窓などでゆるやかに仕切った半個室のワークスペースも、取り入れやすい方法のひとつです。

家族の気配を感じながら作業できるため、暮らしの中に自然となじみやすいのが特徴です。

また、完全個室ほど閉塞感がなく、空間のつながりを感じながら過ごせるのも魅力です。

「集中したいけれど、家族とのつながりも大切にしたい」という方には、半個室のワークスペースが向いています。

 

【3】リビング横のカウンタースペース

リビングやダイニングの近くにカウンターを設ける方法もあります。

家事の合間にパソコン作業をしたり、家族共有の作業スペースとして使ったりしやすいのが特徴です。

ちょっとした調べものや書きもの、家計管理、読書などにも使いやすく、ワークスペースとしてだけでなく多目的に活用できます。

ただし、リビングに近い分、テレビの音や家族の会話が気になりやすい場合もあります。

オンライン会議が多い方や、長時間集中して作業したい方は、配置に工夫が必要です。

 

【4】寝室やホールを活用したワークスペース

寝室の一角や2階ホールを活用して、ワークスペースをつくる方法もあります。

寝室にカウンターを設け、コンセントや収納を計画しておけば、比較的静かな場所で作業しやすくなります。

また、2階ホールにワークスペースをつくると、家族の共有スペースとしても活用しやすくなります。

ホールや廊下の一部を上手に使うことで、個室を新たに設けなくても、作業場所を確保できる場合があります。

限られた面積を無駄なく使いたい方にもおすすめです。

 

【5】ヌックや階段下を活かした小さな作業スペース

最近では、ヌックや階段下を活用して、小さな作業スペースをつくるケースもあります。

ヌックとは、こぢんまりとした居心地のよい空間のことです。

読書をしたり、パソコン作業をしたり、少し一人になれる場所として活用できます。

階段下やちょっとした空間を利用すれば、コンパクトながらも落ち着けるワークスペースをつくることができます。

「大きな書斎までは必要ないけれど、自分だけの作業場所がほしい」という方にも取り入れやすい方法です。

 

【6】収納スペースを活用したワークスペース

ウォークインクローゼットなど、広めの収納スペースの一部にカウンターや可動棚を設けて、ワークスペースとして活用する方法もあります。

程よいこもり感がありながら、最小限のスペースで作業場所を確保できるため、「本当は個室の書斎がほしいけれど、ワークスペースのためだけに部屋を確保するのは難しい」という方にも取り入れやすい考え方です。

また、将来的にワークスペースとして使わなくなった場合でも、そのまま収納として活用しやすい点もメリットです。

ただし、奥まった場所になるため、照明・コンセント・空調・換気などをあらかじめ計画しておかないと、暑さや暗さ、使いづらさを感じることがあります。

採用する際は、実際に長時間過ごせる場所になるかどうかまで考えておくことが大切です。

 

 

在宅ワークしやすい間取りにするポイント

ワークスペースは、ただ机と椅子を置けばよいというものではありません。

実際に使いやすい場所にするためには、配置や収納、コンセント、照明や空調など、細かな計画が大切です。

 

集中しやすい場所に配置する

在宅ワークをするうえで大切なのは、集中しやすい環境をつくることです。

家族が頻繁に通る場所や、テレビの近く、キッチンのすぐそばなどは、作業中に気が散りやすくなることがあります。

もちろん、家族の様子を見ながら作業したい場合は、あえてリビング近くに配置するのもひとつの方法です。

大切なのは、仕事内容や働き方に合わせて、集中しやすい距離感を考えることです。

家族との距離感を考える

在宅ワークスペースをつくるときは、家族との距離感も大切です。

完全にこもれる場所が必要な方もいれば、家族の気配を感じながら作業したい方もいます。

たとえば、家族が過ごす場所の近くにワークスペースがあると、暮らしの様子を感じながら作業しやすくなります。

一方で、オンライン会議や集中した作業が多い方は、生活空間から少し離れた場所の方が使いやすい場合もあります。

家族とのつながりと、自分の作業時間。
その両方をどう整えるかが、在宅ワークしやすい間取りのポイントです。

生活音や視線に配慮する

在宅ワークでは、生活音や視線が気になることがあります。

家族の会話、テレビの音、キッチンの音、洗濯機の音などは、集中力に影響する場合があります。

また、オンライン会議の際には、背景に生活感が映り込まないかも気になるところです。

ワークスペースを計画する際は、音が響きにくい場所にする、背面に収納や壁を設ける、画面に映る方向を考えるなど、細かな配慮をしておくと安心です。

収納とコンセントを計画する

ワークスペースで後悔しやすいのが、収納とコンセントです。

パソコン、モニター、プリンター、充電器、書類、文房具など、仕事に使うものは意外と多くあります。

収納が足りないと、机の上が散らかりやすくなり、作業効率も下がってしまいます。

また、コンセントの位置が合わないと、延長コードが必要になったり、足元がごちゃついたりすることもあります。

ワークスペースを計画するときは、使う機器の数や収納したいものを具体的にイメージしておきましょう。

オンライン会議の背景まで考える

在宅ワークでは、オンライン会議をする機会もあります。

そのため、机の向きや背景も大切なポイントです。

背景に生活感が出すぎないようにしたい場合は、背面を壁にしたり、収納扉を設けたりすると整えやすくなります。

また、窓を背にすると画面が暗く見えやすいこともあるため、光の入り方にも注意が必要です。

オンライン会議が多い方は、カメラに映る範囲まで考えてワークスペースをつくると、日々の使いやすさが変わります。

照明と空調にも気を配る

ワークスペースは、照明や空調も大切です。

手元が暗いと目が疲れやすくなりますし、夏に暑い場所、冬に寒い場所では長時間の作業がしにくくなります。

特に、窓際や吹き抜けに面した場所、階段下、ホールなどにワークスペースをつくる場合は、室温や明るさを確認しておくことが大切です。

快適に仕事をするためには、机の配置だけでなく、光や空気の流れまで考えた計画が必要です。

 

 

個室の書斎とオープンなワークスペース、どちらがいい?

在宅ワークスペースを考えるとき、多くの方が迷うのが「個室の書斎にするか」「オープンなワークスペースにするか」です。

どちらにもメリットがあり、向いている人が異なります。

 

個室の書斎が向いている人

個室の書斎は、集中して仕事をしたい方に向いています。

特に、オンライン会議や電話が多い方、資料を広げて作業する方、仕事道具をそのまま置いておきたい方には使いやすい空間です。

また、仕事とプライベートの切り替えをしやすいのもメリットです。

ドアを閉めることで、普段の生活と物理的にも切り離すことができるため、気持ちを仕事モードに切り替えやすくなります。

一方で、家族とのつながりを感じにくくなる場合もあるため、使い方に合わせた配置が大切です。

オープンなワークスペースが向いている人

オープンなワークスペースは、家族とのつながりを大切にしたい方に向いています。

リビング横やホール、階段まわりなどに設けることで、家族の気配を感じながら作業できます。

家族共有のパソコンスペースや、読書・家計管理などの場所としても使いやすく、暮らしの中に自然となじむのが魅力です。

ただし、生活音や視線の影響を受けやすいため、長時間集中する仕事には向かない場合もあります。

用途に合わせて、半個室のように少しだけ仕切る工夫を取り入れるのもおすすめです。

 

夫婦で在宅ワークする場合の考え方

夫婦で在宅ワークをする場合は、それぞれの働き方を整理しておくことが大切です。

同じ時間帯にオンライン会議があるのか。
長時間集中する仕事が多いのか。
仕事道具や資料はどれくらいあるのか。

こうした条件によって、必要なワークスペースの形は変わります。

夫婦で同じ書斎を共有する場合は、机の広さや収納量、音への配慮が必要です。

一方で、それぞれ別の場所にワークスペースを設けると、お互いに気兼ねなく仕事がしやすくなります。

在宅ワークの頻度が高いご家庭ほど、最初の間取り計画でしっかり考えておきたいポイントです。

 

注文住宅で後悔しやすいワークスペースの注意点

ワークスペースは、つくっただけで満足してしまうと、実際には使いにくくなることがあります。

ここでは、注文住宅で後悔しやすいポイントをご紹介します。

 

狭すぎて使いにくい

コンパクトなワークスペースでも、作業内容に合った広さは必要です。

ノートパソコンだけで作業するのか、モニターを置くのか、資料を広げるのかによって、必要な机の奥行きや幅は変わります。

「とりあえずカウンターをつけたけれど、実際には狭くて使いにくい」ということにならないよう、使い方を具体的にイメージしておきましょう。

収納が足りない

在宅ワークでは、書類や文房具、仕事道具などを収納する場所も必要です。

収納が少ないと、仕事道具が出たままになってしまったり、別の場所に収納スペースを確保する必要が生まれたりと、余計な手間が発生してしまうことがあります。

ワークスペースの近くに棚や引き出し、ファイル収納を設けておくと、作業前後の片付けもしやすくなります。

コンセントの位置が合わない

コンセントの位置は、ワークスペースの使いやすさに大きく関わります。

パソコン、スマートフォン、モニター、プリンター、デスクライトなど、必要な電源は意外と多いものです。

机の上で使うのか、足元で使うのか、どの位置に機器を置くのかを考えながら、コンセントの数や高さを計画しておきましょう。

家族の生活動線と重なりすぎる

ワークスペースが家族の通り道と重なりすぎると、落ち着いて作業しにくくなることがあります。

特に、キッチン、洗面室、ランドリー、玄関など、家族がよく行き来する場所の近くは注意が必要です。

家族との距離が近いことはメリットにもなりますが、仕事に集中したい時間が多い場合は、生活動線から少し外した配置も検討するとよいでしょう。

夏暑い・冬寒い場所になってしまう

ワークスペースをつくる場所によっては、夏に暑くなりやすかったり、冬に寒さを感じやすかったりする場合があります。

たとえば、日差しが強く入る窓際や、空調が届きにくい場所は注意が必要です。

長時間過ごす場所だからこそ、明るさだけでなく、温熱環境にも配慮して計画することが大切です。

 

在宅ワークしやすい家は、家族との距離感づくりが大切

在宅ワークしやすい家をつくるうえで大切なのは、単に机を置く場所をつくることではありません。

集中したい時間。
家族とつながりたい時間。
家事と両立したい時間。

それぞれの暮らし方に合わせて、ちょうどよい距離感を設計することが大切です。

完全にこもれる書斎が合う方もいれば、家族の気配を感じられる半個室やリビング横のワークスペースが合う方もいます。

注文住宅では、ご家族の働き方や暮らし方に合わせて、ワークスペースの場所や広さ、収納、動線まで考えることができます。

 

サラホームの施工事例に見る、ワークスペースの工夫

サラホームの施工事例でも、在宅ワークや趣味の時間に配慮した書斎・ワークスペースを取り入れた住まいがあります。

たとえば、個室の書斎を設けることで、仕事と暮らしにメリハリをつけた住まい。

室内窓を通して、2階で作業をしながらもリビングにいる家族の気配を感じられるワークスペース。

ホールやヌックを活用し、読書や作業を楽しめる小さな居場所をつくった住まい。

このように、ワークスペースの形はひとつではありません。

ご家族の暮らし方や大切にしたい時間に合わせて、ちょうどよい場所を考えることが、満足度の高い家づくりにつながります。

 

まとめ|在宅ワークしやすい家は、暮らし方に合わせた間取りが大切

在宅ワークしやすい家をつくるためには、書斎やワークスペースの場所をあらかじめ考えておくことが大切です。

完全個室の書斎、半個室のワークスペース、リビング横のカウンター、寝室やホールを活用した作業スペースなど、つくり方にはさまざまな選択肢があります。

大切なのは、仕事の内容や在宅ワークの頻度、家族との距離感、収納やコンセント、オンライン会議のしやすさまで考えて計画することです。

注文住宅なら、ご家族の暮らし方に合わせて、働きやすさと暮らしやすさを両立した間取りを考えることができます。

家で過ごす時間が長くなった今だからこそ、仕事も暮らしも心地よく整う住まいを考えてみてはいかがでしょうか。

 

在宅ワークしやすい家づくりをお考えの方へ

サラホームでは、ご家族の暮らし方や働き方に合わせて、書斎やワークスペース、家事動線、収納計画まで考えた注文住宅をご提案しています。

「家で仕事に集中できる場所がほしい」
「家族の気配を感じながら作業できる空間がほしい」
「在宅ワークと家事を両立しやすい間取りにしたい」

そんな方は、ぜひ施工事例もご覧ください。

実際の住まいに取り入れられたワークスペースや動線の工夫を見ながら、これからの家づくりのヒントにしていただけます。