2026.08.24
# スタッフブログ

注文住宅の収納計画|後悔しない収納の場所と量の考え方

家づくりを考える中で、多くの方が悩まれるのが「収納」です。

今の住まいで、物が片付かない。
収納はあるのに、なぜか使いにくい。
家族のものがリビングや廊下に出たままになってしまう。

そんなお悩みをきっかけに、新しい家では収納をしっかり計画したいと考える方も多いのではないでしょうか。

ただし、収納は単純に数や広さを増やせば使いやすくなるわけではありません。
使う場所から遠かったり、奥行きが深すぎたり、しまう物に合っていなかったりすると、せっかく収納をつくっても使いにくくなってしまうことがあります。

大切なのは、毎日の動きに合わせて「どこに」「何を」「どのくらい」収納するのかを考えることです。

この記事では、注文住宅で後悔しないための収納計画の考え方や、場所ごとの収納のポイントをわかりやすくご紹介します。

 

収納計画は、家づくりの満足度を左右する大切なポイント

注文住宅では、間取りやデザイン、性能に目が向きやすいですが、実際に暮らし始めてからの使いやすさを考えると、収納計画はとても大切です。

どれだけ素敵なリビングやキッチンをつくっても、日用品や衣類、掃除用品、趣味の道具などの置き場所が決まっていないと、物が出しっぱなしになりやすくなります。

反対に、暮らしに合った収納があると、片付けやすく、家の中をすっきり保ちやすくなります。

収納計画は、単に物をしまう場所をつくるだけではありません。
家事のしやすさ、家族の動きやすさ、来客時の見え方、将来の暮らしやすさにも関わる大切な計画です。

 

◆収納で後悔しやすい理由◆

収納は家づくりの中でも後悔しやすいポイントのひとつです。

その理由は、図面上では「収納がある」ように見えても、実際に暮らしてみると使いにくさが出ることがあるからです。

たとえば、

●収納の場所が使う場所から遠い。
●奥行きが深すぎて、奥の物が取り出しにくい。
●収納したい物に対して棚の高さが合っていない。
●家族の成長や暮らしの変化に対応しにくい。

このように、収納は「面積」だけでなく、「使い方」まで考えておくことが大切です。

収納スペースを確保することも大切ですが、それ以上に、毎日の暮らしの中で無理なく使える場所に計画することが、後悔を減らすポイントです。

 

◆注文住宅で収納計画を考えるときの基本◆

収納計画を考えるときは、最初に「何をしまうのか」を整理することが大切です。

衣類、靴、バッグ、日用品、掃除用品、季節家電、布団、書類、食品ストック、子どものもの、趣味の道具、防災用品など、家の中にはさまざまな物があります。

それぞれの物をどこで使うのか、どれくらいの量があるのか、今後増えそうなのかを考えることで、必要な収納の場所や大きさが見えてきます。

収納計画では、次のような視点を持っておくと考えやすくなります。

 

●使う場所の近くにしまう

●しまう物に合わせて奥行きや高さを考える

●家族みんなが使いやすい場所にする

●出し入れのしやすさを考える

●将来の暮らしの変化にも対応しやすくする

 

収納は、家族の暮らし方によって正解が変わります。

だからこそ、一般的な収納量だけで判断するのではなく、自分たちの生活に合わせて計画することが大切です。

 

収納は、毎日の動きに合った場所にあることが大切

収納計画でよくあるのが、「とにかく収納を多くしたい」という考え方です。

もちろん、収納量は大切です。
しかし、収納がたくさんあっても、使う場所から遠いと片付けが面倒になってしまいます。

たとえば、掃除機を使う場所から離れた収納にしまっていると、出し入れが面倒になり、つい廊下やリビングの隅に置いたままになることがあります。

日用品のストックがキッチンから遠い場所にあると、補充のたびに移動が増えてしまいます。

玄関で使うものが室内の奥にあると、外出前や帰宅後の動きが不便になります。

収納は、単に物を入れる場所ではなく、毎日の動きを支える場所でもあります。

暮らしの流れに合わせて収納の場所を考えることで、片付けやすく、散らかりにくい住まいになります。

 

◆収納は「奥行き」にも注意する◆

収納を計画するときは、広さだけでなく奥行きにも注意が必要です。

奥行きが深い収納は、たくさん入りそうに見えますが、奥の物が取り出しにくくなることがあります。

特に、日用品や食品ストック、書類、小物類などは、奥行きが深すぎると何が入っているのか分かりにくくなり、同じものを買い足してしまうこともあります。

一方で、布団や季節家電、大きな荷物をしまう場合には、ある程度の奥行きが必要です。

つまり、収納する物によって使いやすい奥行きは変わります。

収納計画では、「何をしまう収納なのか」を考えたうえで、奥行きや棚の高さを決めることが大切です。

 

場所ごとの収納計画の考え方

収納は、家のどこにつくるかによって役割が変わります。

ここでは、玄関・リビング・キッチン・洗面まわりなど、場所ごとの収納計画のポイントをご紹介します。

 

◆玄関収納・土間収納の考え方◆

玄関は、家の中でも物が集まりやすい場所です。

靴だけでなく、傘、ベビーカー、外遊び道具、スポーツ用品、アウトドア用品、防災用品、掃除道具など、外で使うものを収納したいという方も多いのではないでしょうか。

玄関収納や土間収納を計画するときは、まず「玄関に何を置きたいか」を整理することが大切です。

靴を中心に収納するのか。
コートやバッグも置きたいのか。
外で使う道具や防災用品まで収納したいのか。

しまう物によって、必要な広さや棚の形は変わります。

また、土間収納をつくる場合は、玄関まわりが暗くなりすぎないか、通路が狭くならないかも確認しておきましょう。

玄関収納は、帰宅後の片付けや外出前の準備をスムーズにするための大切な場所です。

 

◆リビング収納の考え方◆

リビングは家族が長く過ごす場所だからこそ、物が集まりやすい空間です。

文房具、書類、薬、充電器、掃除用品、子どものもの、日用品など、気づくとリビングに置きっぱなしになりやすいものはたくさんあります。

リビング収納を計画するときは、「リビングに出しっぱなしになりやすい物」を考えておくことが大切です。

家族みんなが使う物は、リビングの近くにしまえる場所があると片付けやすくなります。

また、扉付きの収納にすると生活感を隠しやすく、オープン棚にすると出し入れしやすくなります。

見せたい物と隠したい物を分けて考えると、使いやすく見た目も整えやすいリビング収納になります。

 

◆キッチン・パントリー収納の考え方◆

キッチンまわりは、食品、調理器具、食器、家電、日用品のストックなど、収納する物が多い場所です。

そのため、キッチン収納やパントリーは、家事のしやすさに大きく関わります。

パントリーを計画する場合は、食品ストックをどのくらい持つのか、調理家電を置きたいのか、日用品のストックも一緒にしまうのかを考えておきましょう。

買い物から帰ってきた後の動線も大切です。玄関からキッチンやパントリーまでが近いと、重い荷物を運ぶ距離を短くできます。

また、奥行きが深すぎる収納は、食品の賞味期限が分かりにくくなることもあります。

食品や日用品のストックは、見渡しやすく、取り出しやすい収納にしておくと使いやすくなります。

 

◆洗面・脱衣室まわりの収納◆

洗面室や脱衣室は、タオル、下着、パジャマ、洗剤、洗濯ネット、スキンケア用品、掃除用品など、意外と収納したい物が多い場所です。

収納が足りないと、洗面台の上や洗濯機まわりに物が出やすくなり、生活感が出やすくなります。

洗面・脱衣室まわりの収納を考えるときは、入浴、洗濯、身支度の流れをイメージすることが大切です。

お風呂上がりに使うタオルや着替えを近くに収納できると、動きがスムーズになります。

洗剤や洗濯ネットは洗濯機の近くに、スキンケア用品やドライヤーは洗面台の近くにあると使いやすくなります。

小さな空間でも、可動棚や壁面収納を上手に使うことで、使いやすい収納をつくることができます。

 

◆ファミリークローゼットの考え方◆

ファミリークローゼットは、家族の衣類をまとめて収納できる場所です。

洗濯物をしまう場所を一か所にまとめることで、各部屋に配る手間を減らしやすくなります。

特に、ランドリールームや洗面・脱衣室の近くに配置すると、洗う、干す、しまうまでの動線を短くしやすくなります。

一方で、家族全員分の衣類をまとめる場合は、収納量や通路幅、使う時間帯の重なりにも注意が必要です。

朝の身支度の時間に家族が同時に使うことが多い場合は、出入りしやすい配置や広さを考えておくと安心です。

また、湿気がこもりやすい場所にならないよう、換気や空気の流れにも配慮して計画しましょう。

 

◆寝室・個室の収納◆

寝室や個室の収納は、衣類や寝具、趣味の物などをしまう場所として使われます。

ウォークインクローゼットをつくる場合は、広さだけでなく、通路幅やハンガーパイプの位置、棚の高さなどを考えることが大切です。

広いウォークインクローゼットでも、通路が狭かったり、奥の物が取り出しにくかったりすると、使いにくく感じることがあります。

また、各部屋に収納を設けるのか、ファミリークローゼットにまとめるのかによって、家族の動き方も変わります。

自分の部屋で身支度をしたい方もいれば、家族全員の衣類を一か所にまとめた方が楽な方もいます。

家族の生活スタイルに合わせて、個室収納と共有収納のバランスを考えましょう。

 

◆階段下や廊下を活用した収納◆

階段下や廊下の一部を収納として活用する方法もあります。

掃除機や日用品、防災用品、季節用品など、日常的に使う物をしまう場所として便利です。

ただし、階段下収納は形が不規則になりやすく、奥の物が取り出しにくい場合があります。

何を収納するのかを決めたうえで、棚の位置や照明、扉の開き方を考えておくと使いやすくなります。

廊下収納も、家族がよく通る場所にあるため便利ですが、扉を開けたときに通行の邪魔にならないかを確認しておくことが大切です。

ちょっとしたスペースも、計画次第で暮らしを支える収納になります。

 

季節物・防災用品の収納も忘れずに

収納計画では、普段使う物だけでなく、季節物や防災用品の置き場所も考えておきたいところです。

扇風機、ヒーター、クリスマス用品、五月人形、布団、スーツケース、防災備蓄品など、年に数回しか使わない物も意外と場所を取ります。

こうした物の置き場所を考えていないと、空いている収納にとりあえず詰め込むことになり、必要なときに取り出しにくくなってしまいます。

使用頻度の低い物は、日常動線から少し離れた場所でも問題ない場合があります。

一方で、防災用品は、いざというときに取り出しやすい場所に置くことも大切です。

使う頻度や目的に合わせて、収納場所を考えておきましょう。

 

収納計画で後悔しないためのポイント

収納計画で後悔しないためには、今ある物の量だけでなく、これからの暮らし方も考えておくことが大切です。

●家族構成が変わる。
●子どもの成長とともに物が増える。
●趣味や働き方が変わる。
●在宅ワーク用品や防災用品が増える。

暮らしは少しずつ変化していきます。

そのため、収納は今の暮らしに合わせるだけでなく、将来的に使い方を変えやすい余白を持たせておくと安心です。

可動棚や余白のある収納、使い方を変えられるスペースを取り入れることで、暮らしの変化にも対応しやすくなります。

 

◆収納をつくりすぎることにも注意◆

収納は多ければ多いほどよいと思われがちですが、つくりすぎにも注意が必要です。

収納を増やすためには、その分の面積が必要になります。

収納を優先しすぎると、リビングや個室、通路など、他の空間が狭くなってしまうこともあります。

また、収納が多すぎると、不要な物までしまい込んでしまい、かえって物が増えてしまうこともあります。

大切なのは、暮らしの中で本当に使いやすい場所に、必要な分の収納を計画することです。

家族の動きや持ち物に合った収納にすることで、無理なく片付く住まいを目指しやすくなります。

 

◆収納計画は家事動線と一緒に考える◆

収納は、家事動線と一緒に考えることで、より使いやすくなります。

たとえば、洗濯物をしまう収納は、ランドリールームや洗面室の近くにあると便利です。

食品や日用品のストックは、キッチンやパントリーの近くにあると使いやすくなります。

掃除用品は、家の中心や各階に収納場所があると、掃除を始めやすくなります。

収納を「空いている場所につくる」のではなく、家事や暮らしの流れに合わせて配置することが大切です。

毎日の動きに合った収納があると、片付けや家事の負担を減らしやすくなります。

 

まとめ|収納計画は「毎日の動き」と合わせて考えることが大切

注文住宅の収納計画では、収納量だけでなく、収納の場所や使いやすさまで考えることが大切です。

玄関収納、リビング収納、パントリー、洗面・脱衣室収納、ファミリークローゼット、寝室収納、階段下収納など、家の中にはさまざまな収納があります。

それぞれの収納を考えるときは、「何をしまうのか」「どこで使うのか」「どのくらいの量があるのか」を整理しておきましょう。

収納は、家の中にただ多く配置すればよいものではありません。

使う場所の近くに、必要な物をしまえる収納があることで、片付けやすく、暮らしやすい住まいになります。

注文住宅なら、ご家族の暮らし方に合わせて、収納の場所や広さ、家事動線まで考えた間取りを計画できます。

これから家づくりを考える方は、間取りやデザインだけでなく、毎日の片付けや家事がしやすくなる収納計画にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

収納計画にこだわった家づくりをお考えの方へ

サラホームでは、ご家族の暮らし方に合わせて、玄関収納やパントリー、ファミリークローゼット、ランドリールームなど、収納計画まで考えた注文住宅をご提案しています。

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