フローリング材の選び方 ~無垢材と集成材~
スタッフブログ2021年04月13日
こんにちは、桜建築事務所の後藤です。
お部屋の床を決めるとき、さまざまな床材がありますが
フローリングを選ばれる方は多いのではないでしょうか。
フローリングは掃除がしやすく、ダニなども発生しにくいため、
部屋の中を清潔に保つことができるのがメリットです。
そんな人気のあるフローリングですが、
実は2種類のタイプに分かれます。
今回はフローリングの種類について詳しくご説明します。
フローリング材を選ぶときの参考にされてくださいね。
【無垢材フローリング】
無垢材フローリングとは、丸太から切り出した自然な状態で床材にしたもの。
味わい深い風合いがとても人気がありますが、必要最低限の手しか加えていないため、
メリットとデメリットがあります。
メリットとしては
・経年変化で風合いを楽しめる
・調湿作用で一年中快適な湿度を保てる
・肌触りがいい
などが挙げられます。
調湿作用は木が持つ性質を活かしたものですので、無垢材にしかないメリットですね!
対してデメリットとしては
・傷がつきやすい
・メンテナンスが必要
ということが挙げられます。
傷がついても味わいになるので大きなデメリットとは言えませんが、
気にされる方は他の床材の方がいいかもしれません。
また、質感を維持するためにも定期的にワックスを塗ってメンテナンスをする必要があります。
【集成材フローリング】
薄くした木版を接着剤で張り合わせてブロック状にした床材を、集成材フローリングといいます。
集成材フローリングは人工的に作るので、品質が安定しているのが特徴です。
メリットとしては
・メンテナンス不要
・傷に強い
・割れや反りが出にくい
などが挙げられます。
無垢材だと季節によって隙間ができてしまったり、割れや反りが出てしまうことがありますが、集成材の場合はそのようなことはありません。
デメリットとしては
・木独特の質感や手触りが感じづらい
・接着剤が劣化する
ということがあります。
集成材フローリングはビニール等でコーティングされていることが多く、ツルッとした質感になります。
そのため木本来の肌触りや温もり、質感を感じることができません。
また接着剤も劣化するものですので、長年使うことで剥がれたりすることもあります。
このように同じフローリングでも無垢材と集成材とでは
全然違う特徴を持ち合わせています。
どのフローリングがご家族の暮らしに合うかを考えて決めてくださいね!
迷ってしまったときは、お気軽に桜建築事務所のスタッフまでご相談ください。
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