【一期一家】木の温かみとコントラストを巧みに融合した家

[ Vol.111(2018年4・5・6月) ]

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藤沢市K様邸


家をつくる時、どんなところにこだわりましたか?


構造や性能面で、絶対的な信頼があり心配する ことはなかったので、家の中の装飾にこだわりました。家の所々に無垢材を使って頂き、「木の温かみ」をメインに対照的である「無機質なブラック色 ( ネイビーも )」を随所に取り入れ空間を引き締めました。ブラックの鉄骨階段は、家族みんなが大好きな自慢の階段です。 憧れだったキッチン天井に装飾として付けたオーク 材の格子は、設計士さんと大工さん泣かせで、沢山悩ませてしまいましたが、お陰様で世界に 1つしかない自慢のキッチンになりました。


そして、玄関とシューズクロークの境の壁には、1階床材と同じ大好きなブラックチェリー材を貼って頂きました。こちらは、玄関を開けると真っ先に飛び込んでくる存在感。それを照らす照明のお陰でグッと雰囲気も出て、特別な空間になりました。



実際に住んでみた感想はいかがですか?


洗濯がとても楽になりました。洗濯機を置くスペースのみを2階に設け、その目の前にあるホールに鉄骨の懸垂棒を付け、そちらにそのまま干しています。 24時間換気システムのお陰か室内でもよく乾き、とても快適です。その他にも洗濯機スペースに扉を付けたことで、来客時には扉を閉めスッキリできるところもお気に入りです。また、懸垂棒もコンセプトであるブラックに。インテリアの一部になり、とても カッコよく大満足です。そして、何よりもエアコン1台で家全体が快適なことにとても感動しています!


親しいお友達にこれから家を建てるとしたらどんなアドバイスをしますか?


まずは「どんな家に住みたいか?」「どんな雰囲気、インテリアが好きか?」きちんと考え、イメージすること。そして “家づくりを楽しむ” ことが大切だ と思います。 また、一生に一度あるかないかの大きな買い物となる “家”。やはり安心してお任せしたい!! ...その為に、スタッフの方々と沢山話すことが大切だと思います。沢山話すことで、好みや思い描いているイメージを理解して頂けました。そのお陰もあり、打合せもとても楽しかったです。




家づくりのこだわりをランキングにすると?


第1位★メインとなるLDKの雰囲気


第2位★適材適所の収納(小屋裏収納も)


第3位★家族専用玄関(裏動線の確保)


外観



間取り


【間取】3LDK + 小屋裏収納【工法】木造軸組工法【敷地面積】125.50㎡


【延床面積】100.37㎡【一階部分】58.25㎡【二階部分】42.12㎡ 【小屋裏収納】13.50㎡








設計担当 高橋「北道路、南北に長い変形地、南面は3mの擁壁と近接する家、北斜あり」という決して、ゆとりのある周辺環境の敷地ではありませんでした が建物の性能・土地の特性・生活のイメージを考慮し、K様のMUST条件であった「家族が一番長く一緒の時間を過ごすリビングを居心地のいい場所にしたい!!」を叶え、冬の光の入り方、夏の陽射しの遮り方、風の抜け道、抜け感のある空間配置を配慮し、家 のどこにいても快適に暮らすこ とができる空間を提案いたし ました。無垢の木の温かみを引き立たせる配色計画で、シンプ ルでもありシックな空間構成を提案することができました。


設計担当 高橋









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