毎日過ごす家が特別な場所になるように、細部にまでぎゅっとこだわりを反映
家づくりはまず土地探しから始まりました。なかなか希望する土地が見つからずにいた時に、「北道路、南北に長い変形地、南面は隣地が3mの高い擁壁で、北側斜線あり」という決して、ゆとりある周辺環境ではない土地と出会いました。お施主様がMUSTとして要望した条件は、「家族が一番長く、一緒の時間を過ごすリビングを居心地のいい場所にしたい」ということ。当社はこのことを踏まえ、敷地条件を徹底調査。冬の光の入り方、夏の陽射しの遮り方、風の抜け道、抜け感のある空間配置などに配慮しながら、家のどこにいても快適に暮らすことができる空間を提案した。また、キッチンは壁による区分けはせずに黒のフロアカーペットを敷き、僅かな段差をあえて設けることで、緩やかにゾーニング。そのため圧迫感を感じることなく、キッチンに居ながらにして、リビングで寛ぐ家族の姿が見える空間となっています。「外観はガルバリウム鋼板に木目のサイディング、玄関やキッチンには羽目板、パウダールームをホテルライクにするなど、毎日過ごす家が特別な場所になるように、間取り以外にも細かなこだわりを反映していただきました」とお施主様。開放感を大切にしたシンプルでシックな住まいで、光溢れる暮らしを楽しまれています。

【お施主様の声｜こだわりポイント】
構造や性能面で、絶対的な信頼があり心配する ことはなかったので、家の中の装飾にこだわりました。家の所々に無垢材を使って頂き、「木の温かみ」をメインに対照的である「無機質なブラック色 ( ネイビーも )」を随所に取り入れ空間を引き締めました。ブラックの鉄骨階段は、家族みんなが大好きな自慢の階段です。 憧れだったキッチン天井に装飾として付けたオーク 材の格子は、設計士さんと大工さん泣かせで、沢山悩ませてしまいましたが、お陰様で世界に 1つしかない自慢のキッチンになりました。そして、玄関とシューズクロークの境の壁には、1階床材と同じ大好きなブラックチェリー材を貼って頂きました。こちらは、玄関を開けると真っ先に飛び込んでくる存在感。それを照らす照明のお陰でグッと雰囲気も出て、特別な空間になりました。

【お施主様の声｜住まれた感想】
洗濯がとても楽になりました。洗濯機を置くスペースのみを2階に設け、その目の前にあるホールに鉄骨の懸垂棒を付け、そちらにそのまま干しています。 24時間換気システムのお陰か室内でもよく乾き、とても快適です。その他にも洗濯機スペースに扉を付けたことで、来客時には扉を閉めスッキリできるところもお気に入りです。また、懸垂棒もコンセプトであるブラックに。インテリアの一部になり、とても カッコよく大満足です。そして、何よりもエアコン1台で家全体が快適なことにとても感動しています!

【担当設計士高橋からのコメント】
「北道路、南北に長い変形地、南面は3mの擁壁と近接する家、北斜あり」という決して、ゆとりのある周辺環境の敷地ではありませんでした が建物の性能・土地の特性・生活のイメージを考慮し、K様のMUST条件であった「家族が一番長く一緒の時間を過ごすリビングを居心地のいい場所にしたい!!」を叶え、冬の光の入り方、夏の陽射しの遮り方、風の抜け道、抜け感のある空間配置を配慮し、家 のどこにいても快適に暮らすこ とができる空間を提案いたし ました。無垢の木の温かみを引き立たせる配色計画で、シンプ ルでもありシックな空間構成を提案することができました。