子どもの成長と、ご主人様の趣味のものが増えたことにより、マンションからの引っ越しを決めたご夫婦。「家族がどこにいても気配を感じたい」「憧れの古民家風をカタチにしたい」「趣味を楽しみたい」という大きな3つの願いがありました。

これらを軸に、当事務所の一級建築士がプランニング。リビングは大きく取った吹き抜けと、南側に備えた窓から差し込む光で解放感たっぷり。そして、アンティークな室内ドアや木の格子で古民家風に。さらに、趣味のためのスペースもご用意しました。

お風呂やトイレはリビングの奥に、階段はリビング内に作ったことで、どこにいても家族の気配を感じられます。

芝生が青々とした広いお庭では、子どもがバドミントンを楽しんだり、愛犬と遊んだりと思い思いの過ごし方ができます。
また、リビングとフラットに繋がるウッドデッキでは、バーベキューをすることも。

3台分の車をゆとりを持って格納できるインナーガレージは、雨の日でも濡れることなく乗り降りができ、大切な愛車を雨風から守ります。

玄関を入ってすぐに現れるのが、格子の襖で区切れる和室です。
オープンな作りなので、襖を開ければほかの空間と一体化し、閉じれば独立性を保てます。
和室と廊下の窓から顔を覗かせる庭は、四季折々の表情を見せてくれることでしょう。

ガレージからもアクセスできる中庭には、便利な屋外シャワーを設置。
趣味のSUPやキャンプ、ゴルフ用品のお手入れも楽に行えます。

また、ご夫婦のご希望でリビング・ダイニングとキッチンはセパレートを採用。
「匂いや音が流れてしまうこと、お客様がいらした時に生活感が見えてしまうのが嫌でした。でも、目線の高さに壁を細くくり抜いたので、キッチンにいても家族の様子はちゃんとわかります」と奥様。

さらに、ご夫婦には「テーブルやソファなど、家具は長年愛用しているものを使いたい」というご希望もありました。
そのため、雰囲気がしっくりなじむよう、木の格子を入れたり、アンティークなドアを使ったり、壁の一部にレンガ風タイルを取り入れたりして古民家風の雰囲気に。

また、ご主人様の夢だったという薪ストーブも設置。インテリアとしての存在感はさることながら、そのぬくもりで足元からしっかりと暖まるので床暖房は必要ありません。そして、床には奥様の希望であった無垢材を取り入れています。

「家族がどこにいても気配を感じたい」「憧れの古民家風をカタチにしたい」「趣味を楽しみたい」の3つの願いを叶え、日常が別荘で暮らすような特別な時間となるお家が誕生しました。