木やアイアン、コンクリートなどの素材感を活かしたヴィンテージ風のインテリアが好きだったという奥様。好みの内装イメージははっきりしていたものの、間取りの希望などはあまり持ち合わせていなかったため、お施主様のお好み、ライフスタイルをヒアリングした上で、間取りをご提案しました。1Fに寝室や子ども部屋、納戸、洗濯と片付けがワンストップでできる家事室などをコンパクトにまとめ、出勤前の身支度や帰宅後の家事が楽になるように設計。2Fへ続く階段は解放感溢れる吹き抜けに。圧迫感がなく、日中は暖かい自然光が1Fにも差し込んで、照明がなくても十分に明るい空間で家族を迎えます。

「できるだけリビングを広くしたい」というご希望を叶えるため、2Fはリビングダイニングをメインに。敷地面積のほとんどをリビングダイニングにするというダイナミックな設計で、お施主様の理想を実現しました。リビングダイニングの側に設計したウッドデッキから見える外の景色が、より広々とした空間に感じさせます。キッチンは家事動線を重視したアイランドキッチンを採用。周囲にはコンクリート調の塗り壁を取り入れ、コンクリートのシックな色合いと天井の木目が引き立て合ったヴィンテージ風の趣に。背面収納は「見せる収納」で、収納する手間をできる限り軽くしました。

生活動線をコンパクトにまとめ、動きやすさとくつろぎの空間を確保した家。お施主様からは「夫婦ともにフルタイムで働いているので、とても助かっています。平日は多忙ですが、出勤前の身支度や帰宅後の家事が楽になりました。リビングを2Fにすることは、最初こそ抵抗がありましたが、リビングの面積が広くとれて、住宅密集地でも視線を気にせず過ごせることなどを聞いて納得です。中庭のようなバルコニーがあるのも嬉しいサプライズ。今はまだ住み始めたばかりですが…これから少しずつ楽しみを増やしていきたいですね。」との嬉しいお声をいただきました。私たち桜建築事務所のスタッフも、これからご家族が楽しい思い出をつくっていく家を一緒につくれたことを、とても嬉しく思います。
お施主様のご希望をしっかりとヒアリングし、ご提案することで、家族の希望が詰まった理想の家が完成しました。 どんなご希望でもまずはお気軽に設計士にご相談ください。