一見、南東角地という土地柄、1Fリビングで大開口を設けたプランを採用しがちなところお隣に建物・人通り多い道路に面している事からプライバシーの確保を考慮して外側に向いた開口を極力抑え、内へ広がっていく間取りを取り入れました。人の目線とぶつからない2Fの南西側にはインナーバルコニーをつくり、壁面反射・窓配置・高さなど建設地の日照状況を入念な計算のもと、そこから光や風が家族が1番集まる場所であるLDKに入り込むように。また1F・2F間には階段スペースと兼用した吹抜けもあり「インナーバルコニー→吹抜け」という光と風の動線も確保されており、心地良い居住環境を叶えています。また、このインナーバルコニーでは採光・採風目的だけでなく、家族がいつでも快適に寛げる屋外プライベート空間としても活躍。食事をしたり、子どもの遊び場になったりと「家族を楽しい時間づくり」に役立ちます。

2Fには6.8帖のロフト空間を完備。季節物や家族が共有して使う物の保管場所、子供の遊び場などと多目的に活用できるのも特徴で、純粋な収納としてだけでなく暮らしに合わせることができ使い勝手良い。さらに、完璧な個室せず開かれているので子どもが遊んでいても、キッチンやリビングから様子が確認できるのも嬉しいポイント。

子ども部屋は、今回のお家のテーマ「かぞくが楽しめる」を突き詰めて考え、最低限の機能に抑えて自室にこもらないよう仕掛けを施しています。その代わりに1F部分には、子ども部屋で遊んだり・勉強したりを完結させるのではなく、OPENなところで勉強してもらったり出来るスペースを階段下にご用意。階段下ののスペースは床を少し下げて、座って丁度良いスタディスペースとして、そこで勉強したり、本を読んだりっていうスペースを部屋の外に出して子供たちの気配を感じられるつくりにしています。