吹き抜けリビングのデメリット対策法を紹介!間取りの実例や後悔しないポイントも

スタッフブログ2024年07月12日



吹き抜けのあるリビングは、明るく開放的な雰囲気や、デザイン性の高さから人気を集めています。しかし一方で、「冬は寒いのでは」といった不安を持つ方も。実際には、気密性や断熱性の高い現在の家づくりでは、デメリットに対して十分な対策ができます。
今回の記事では、リビングに吹き抜けを作るメリットデメリット、デメリットへの具体的な対策方法などを詳しく解説。後半では、吹き抜けリビングを取り入れたおしゃれな施工事例も紹介しますので、家づくりの参考にしてみてください。

 

吹き抜けリビングのメリット


明るい自然光が降り注ぎ、開放感に包まれてゆったりと過ごす。そんな心地よい暮らしが叶う吹き抜けリビングには、多くのメリットがあります。
代表的なメリットを5つご紹介します。

 

開放的で広々としたリビングになる


リビングに吹き抜けを設ける1番のメリットは、空間に広がりが生まれることです。上下階がつながることで、実際の床面積よりも広く感じる効果があります。
天井が高いので圧迫感がなく、開放的な雰囲気に。家族みんなが集まっても、ゆったりとくつろげる暮らしが実現します。

 

家族のコミュニケーションがとりやすい


リビングを吹き抜けにしたことで、家族とコミュニケーションが取りやすくなったというお客様の声も多く聞かれます。
リビングから2階にいるお子様に呼びかけたり、2階からリビングを見下ろして声をかけたりと、会話の機会も増えるそう。吹き抜けが住まいに一体感をもたらし、お互いの気配を感じられる安心感も魅力です。

 

プライバシーを確保しつつ、自然光の入る明るいリビングにできる


吹き抜けのないリビングでも、大きな窓を設ければ明るい光を取り入れることはできます。しかし、周囲の視線を気にせずにカーテンを開けられる住宅地は意外と少ないもの。
そんな条件でも、リビングに吹き抜けを設けると上部の窓から明るい自然光を安定して取り入れることができます。プライバシーを守りつつ、明るい空間にできることも吹き抜けリビングのメリットです。

 

デザイン性の高い家づくりができる


天井高が高くなるため、ダイナミックな空間構成を楽しめるのもメリットです。梁を見せたりオープン階段を設けたりと、吹き抜けを生かしたデザイン性の高いインテリアを楽しめます。リビングの壁面が広くなるので、大きな絵画やおしゃれな照明も映えるでしょう。
こだわりのある個性的なインテリアで、おしゃれなリビングを実現できます。

 

吹き抜けリビングのデメリットと対策方法


安心して吹き抜けリビングを取り入れてもらうために、あえてデメリットについてもお伝えします。デメリットやその対策方法を知っていれば、マイホームに採用しても大丈夫なのか判断しやすくなるからです。
よく指摘されるデメリットは、次の4つです。デメリットを解消する対策もあわせてお伝えします。

 

生活音が伝わりやすい


吹き抜けで上下階がつながっていると、話し声やテレビの音といった生活音が伝わりやすくなってしまいます。音が気になって勉強や仕事に集中できない、子供が起きてしまうといった事態は、できるだけ避けたいもの。

こうした失敗を防ぐには、個室の配置がポイントです。寝室や書斎など静かに過ごしたい部屋は、リビングから離れた位置に作ります。吹き抜けリビングに階段を設けると、階段ホールから音が伝わりやすいので、吹き抜けリビングとは違う場所に設けるのもいい方法です。

 

お料理のにおいが広がりやすい


生活音と同じく伝わりやすいのが、キッチンのにおいです。特に、魚を焼くにおいは気になるという方も。お料理のにおいを気にしないご家庭では、それほど神経質になる必要はありませんが、気になる方は次のような対策が役立つでしょう。

オープンキッチンの場合は、コンロの前に壁を設けることで煙が吸い込まれやすくなり、においの広がりを防ぐことができます。魚焼きグリルを設けず、フィッシュロースターなど、においや煙を抑える調理器具を使うのも一つの方法です。また、あえてキッチンを独立タイプにするのもよいでしょう。

 

室温にムラができやすい


吹き抜けリビングのデメリットとしてよく心配されるのが「冬寒いのでは?」「エアコンの効きが悪いのでは?」など、室温に関するものです。

これは、温かい空気は上に、冷たい空気は下に移動する特徴があるから。そのため、吹き抜けリビングでは、冬場に2階の冷たい空気がリビングに降りてきて寒くなる、暖房で温めた空気が上にいってしまいエアコンが効かないという現象が起きやすくなります。

こうしたデメリットを解消するためには、建物の断熱性や気密性を上げ、吹き抜けリビングにシーリングファンを設置するなどの対策が役立ちます。吹き抜けリビングの上下で室温のムラができにくくなり、快適な室温を保ちやすくなるでしょう。

 

窓からの光がまぶしいことがある


吹き抜けの上部に設けた窓から、自然光がたっぷり取り入れられるために、室内が明るくなりすぎてしまうことがあります。いくら明るいリビングがよくても、これでは本末転倒。
こうした失敗を防ぐには、日光の入り方をシミュレーションして、適切なサイズの窓を設けることがポイントです。窓を小さくするほか、窓にかかる軒やひさしを深くして、夏場に直射日光が入らないような設計も有効です。

 

吹き抜けリビングのあるおしゃれな間取り|施工事例3選


ここからは、「サラホーム」桜建築事務所で手がけた吹き抜けリビングのある施工事例を紹介します。明るく開放感いっぱいの吹き抜けリビングや、デメリットをうまく解消したおしゃれな吹き抜けリビングなど、さまざまなタイプの事例から3つを選びました。


施工事例1:密集した住宅地でも、吹き抜けからの光で明るいリビングに


神奈川県伊勢原市の住宅街にある4人家族のお住まいです。
お隣の家との距離が近いため、リビングに大きな窓を設けてもカーテンを閉めたままになってしまう心配がありました。そこで、吹き抜けリビングを採用。2階に設けた窓から安定的に光が入るようにし、家族の集うリビングに心地いい陽だまりを作っています。
隣の建物との距離が近く人通りの多い敷地でも、吹き抜けを設けることでプライバシーを守りつつ明るい住まいにすることができます。

▼施工事例はこちら▼
https://sakurakentiku.jp/works/id11413/

 

施工事例2:リビング階段のある吹き抜けで家族の一体感が高まる住まいに


神奈川県にある二世帯住宅の住まいです。
リビングとほぼ同じ広さの吹き抜けで、開放感たっぷりの空間です。梁をあえて見せる「あらわし」としたことで、ダイナミックな雰囲気に。高窓からの光もたっぷり入り、明るいリビングになりました。
2階へは、吹き抜けリビングに設けた「リビング階段」からアクセス。個室に行くには必ずリビングを通る間取りで、家族の一体感も高まります。

▼施工事例はこちら▼
https://sakurakentiku.jp/works/id10539/

 

施工事例3:中庭と吹き抜けリビングで心地いい暮らしを実現


神奈川県大磯町の住宅街にある、お住まいの事例です。周囲の建物と距離が近いため、プライバシーを確保しながら開放感のある間取りにすることが課題でした。
そこで、リビングに面して中庭を設け、大開口の吹き抜けリビングをご提案。中庭では近隣の視線を気にせずお子様を遊ばせることができ、開放感たっぷりの吹き抜けの窓からは青空を眺めることができます。
日当たりや風通しもよく、日々の暮らしが心地いいとご満足いただきました。

▼施工事例はこちら▼
https://sakurakentiku.jp/works/id6782/

 

吹き抜けリビングで後悔しないための2つのコツ


吹き抜けリビングを提案したお客様からは、「吹き抜けは寒いのでは?」「照明の手入れはどうしたらいいの?」といった質問もいただきます。
住み始めてから後悔することのないよう、吹き抜けリビングをうまく取り入れるコツをお伝えします。

 

高気密・高断熱の設計を取り入れる


吹き抜けリビングで快適に過ごすためには、高気密・高断熱の家づくりが不可欠です。高気密高断熱の住まいは、外気温の影響を受けにくく、室温を一定に保ちやすいのが特徴です。そのため、冬場に2階からの冷気が降りてきて寒い、夏場に直射日光が入って暑くなるといったトラブルの心配はありません。

気密性や断熱性を高めるには、コストもかかりますので、地域性に応じて適切な性能にすることもポイントです。日本は縦に長いので、北海道のような寒冷地と九州地方のような温暖なエリアでは求められる性能も異なります。

「サラホーム」桜建築事務所の施工エリアである、厚木・海老名を含めた神奈川県は太平洋岸気候区に属し、夏季は雨や湿気が多く、冬季は逆に少雨で乾燥するといった特徴があります。県北西部にある丹沢や箱根の山地が北風を防ぎながら、太平洋の黒潮の影響を受けて南からは暖かい空気が流れ込むため、比較的温暖な地域です。
つまり神奈川県は、過剰に性能を追求せずとも快適な吹き抜けリビングを叶えやすいエリアといえるでしょう。

 

お手入れしやすい照明やシーリングファンを選ぶ


吹き抜けのあるリビングは天井が高いので、負担なく交換やお手入れができる照明を選ぶようにしましょう。最近は、寿命の長いLEDライトが主流となっており、電球交換の頻度は高くありませんが、器具ごと交換しなくてはならないタイプもあります。また高所になるため、専門業者に依頼しなくてはならないことも。吹き抜けの側面の壁をスポットライトで照らす、梁に照明を入れるなど、交換しやすい位置に照明をつけるのもおすすめです。
また、シーリングファンは2階ホールから掃除できる位置に設ける、サーキュレーターの使用も検討するなど、住んだ後のメンテナンスのしやすさにも配慮しましょう。

 

厚木・海老名・町田で吹き抜けリビングのある注文住宅を建てるなら「サラホーム」桜建築事務所へ


今回は、吹き抜けリビングのメリットデメリット、デメリットの対策方法について紹介しました。

明るくて開放的な吹き抜けリビングには、家族のコミュニケーションが取りやすい、プライバシーを守りつつ自然光を取り入れられる、快適な室温を保ちやすいといったメリットがあります。一方で、生活音やお料理のにおいが伝わりやすい、敷地条件によっては窓からの光がまぶしいなどのデメリットも。快適に過ごせる吹き抜けリビングを取り入れるには、デメリットを解消する対策も踏まえ、適切に計画することが大切です。

そして、吹き抜けを設けても室内環境を快適に保つためには、高気密・高断熱の家づくりにすることが大切です。立地環境にふさわしい住宅性能を搭載した費用対効果の高い家づくりで、本当に過ごしやすい吹き抜けリビングを実現しましょう。

厚木・海老名を中心とした地域で注文住宅を手掛ける「サラホーム」桜建築事務所では、神奈川県の気候風土に合わせた、心地よく過ごせる吹き抜けリビングのある住まいを数多く提案しています。
メリットデメリットを踏まえ、ご家族のライフスタイルに合わせた吹き抜けリビングを計画します。
「リビングに吹き抜けを取り入れたい」「明るくて開放的なリビングにしたい」とお考えの方は、「サラホーム」桜建築事務所までお気軽にご相談ください。

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監修者:髙橋 康征(たかはし やすゆき)
一級建築士/一級土木施工管理技士/CASBEE建築・戸建評価員/インテリアコーディネーター



日本大学生産工学研究科建築工学専攻修士課程を修了し、一級建築士として数多くのプロジェクトを手掛ける。家業の土木建設会社にて宅地造成・エクステリア施工業務を経て、桜建築事務所に入社。住宅分野に限らない幅広い知識による提案や固定概念に囚われない設計が好評を得ている。「ジャーブネット全国住宅デザインコンテスト グランプリ受賞」「2013年2022年2023年LIXIL全国メンバーズコンテスト 地域最優秀賞受賞」など、住宅デザインコンテスト受賞実績多数。

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